2010年1月アーカイブ

ガーデナーズリポート 第9回

1月下旬を迎えたクレマチスガーデンではクリスマスローズの開花が少しずつはじまってまいりました。早いものでは昨年11月から花を咲かせている株もあり、開花時期には多少のばらつきがあります。多くは現在咲き始めたばかり、もしくは蕾の状態で、例年2月中下旬に見頃を迎えます。

 

ホワイトガーデンからカナールへと向かう階段では両脇に交配種が植えられています。階段をのぼりながら歩けば、ちょうど下向きに咲くクリスマスローズの顔がこちらを向いているように見え、じっくりと観察していただけることでしょう。階段脇には白やピンクの花を中心に植えていますが、それぞれの花弁の形、模様、咲く向きなど、その幅広い個性に驚かされます。

 

アイランドベッドと呼ばれる島型の花壇では、黒に近い花色や八重の交配種、原種のニゲル、リヴィダスとアーグチフォリウスの交配種であるステルニーといった品種をご覧いただくことができます。背景のピセア・プンゲンスの銀葉とのコントラストにも是非ご注目ください。

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