2020年5月アーカイブ

ガーデナーズリポート第480回

2019年12月から今年のはじめにかけて石垣壁のツルバラとクレマチスを剪定し、誘引をしてから約5ヶ月の月日が経過しました。

 

バラの枝とクレマチスのツルしかなかった石垣壁に、ある日突如新芽の若草色が出現。徐々に葉が展開し、葉色が濃くなると、石垣自体の色は全く見えなくなりました。あちらこちらにバラの蕾や早咲き大輪系クレマチスの大きな蕾が現れると、時は5月中旬。石垣壁はあっという間に白、ピンク、アプリコットのバラ色、白、青紫、藤、ピンクのクレマチスで覆われました。

 

各ツルバラ、クレマチスの剪定と誘引を担当したガーデナーの思いが込められた今年の石垣壁。前面に広がるノットガーデンとともに、今月末から来月はじめまで見頃がつづきます。

ガーデナーズリポート第479回

早咲き大輪系クレマチスの花期が終盤を迎えた園内では、インテグリフォリア系、テキセンシス系、ヴィオルナ系、フロリダ系、遅咲き大輪系、ヴィチセラ系のクレマチスが少しずつ開花期に入りました。

 

丘辺のフェンスボーダーで鮮やかなピンク色の小花が目に飛び込んできました。ヴィオルナ系の林光(りんこう)です。花弁の外側のピンクと内側の白とのコントラストが美しく、咲き進むにつれて弁端がくるんとカールしてベル状に変化します。

 

インテグリフォリア系の人気品種アラベラは庭園のフェンスボーダーで開花しています。花つきが良く、性質も強健、コンパクトに育つため低いフェンスや鉢植え、灌木に誘引して育てるなど、庭のさまざまなシーンで活躍しています。

 

ラッキー・チャームは2019年度に新しくポール仕立てに植栽をした品種。白い花弁の縁に紫色が入る、上品なクレマチスです。今年はツルの伸びも良く、花数がより一層増えた印象です。

ガーデナーズリポート第478回

リストランテの入り口壁面3面を利用して9品種のバラを植栽しています。

 

三嶋りつ恵さんによるガラス扉横の壁ではつる・ゴールド・バニーとつる・ヒストリーが白い壁面に鮮やかな黄色と淡桃色の花を咲かせます。現在はちょうどゴールド・バニーが見頃を迎えています。

 

カナールのボーダーガーデン出口左手から見える壁は、スパニッシュ・ビューティー、ソンブロイユ、アイスバーグ、淡雪、バレリーナの5品種のバラで構成されています。フリル状に波打つスパニッシュ・ビューティーの上品な花が例年一番最初に開花期に入ります。

 

その内側では、群星、フランボワーズ・バニーユが白い小花とピンクの濃淡の絞り模様花で左右の壁面を飾ります。フランボワーズ・バニーユは植えつけをしてから3年が経過し、今年から本格的に花を楽しむことができそうです。

ガーデナーズリポート第477回

庭園内各所で早咲き大輪系クレマチスが最盛期を迎えています。

 

ガーデナーズハウスの一角でピンクの大輪花を咲かせているのはドロシー・トレバー。英国で作出された品種です。蕾が開いた状態から咲き進むにつれて、少しずつ花色が変化をしていくため、まるで2品種のピンク花クレマチスが競演しているような一鉢になりました。

 

ローズ・シュプリームも英国生まれの品種。花つき、花保ちが良く、誰からも好まれる上品なピンク花が特徴です。一輪の花のサイズは約15cmと大きいのですが、弁端に向かって細くなる剣弁花のためすっきりと見えます。

 

豪華な八重花の花を咲かせているマジック・フォンテーンは日本生まれのクレマチス。花の中心から展開するにつれて花色、花形の表情が変わり、長期間一輪を楽しむことができます。庭園内ではフェンス仕立て、鉢仕立て、壁面など多くの場面に植栽されている人気の品種です。

 

ガーデナーズリポート第476回

今週も、臨時休館中のクレマチスガーデンから庭園内の様子をお伝えさせていただきます。

 

先週から少しずつバラが開花期に入りました。毎日、まるで塗り絵をしているかのようにみるみる花色が増えていく、それが5月の庭を観察する楽しみのひとつかもしれません。

 

クレマチスとツルバラとで構成されている石垣壁の前では、約70株植栽されているバラ・ゴールデンボーダーが黄色い花を咲かせています。石垣壁で今後開花するツルバラ、その前面のノットガーデンで開花する木バラ、その中間に位置するゴールデンボーダーの黄花が、石垣壁とノットガーデンの全景をうまくまとめる役割をしてくれています。例年、この場面の見頃は5月第5週となります。

ガーデナーズリポート第475回

カナールのボーダーガーデン左手では、ジョセフィーヌ、アイ-ノール、エンプレスをはじめとした早咲き大輪系クレマチスが見頃を迎えています。

 

ジョセフィーヌやエンプレスのような万重咲き、八重咲きの品種は、平咲きの品種と組み合わせると、豪華な雰囲気が少し自然風に和らぐようです。さらに、花形の異なる品種の組み合わせは、壁面を立体的に見せてくれる効果もありますね。

 

カナールの壁面部では早咲き大輪系の花期が終わると、遅咲き大輪系やテキセンシス、ヴィチセラ系へとリレーします。6月にかけて少しずつ変化していく壁面の表情の変化を、また追ってリポートさせていただきます。

 

 

ガーデナーズリポート第474回

こどもの日の今日は二十四節気の「立夏」。暦の上では初夏の到来ですね。朝から気温が上がった庭園内から、クレマチスの株元を飾る下草の様子をご紹介します。

 

ポール仕立てのクレマチスコーナーでは、クレマチス下に1年草や宿根草を選んで植栽しています。クレマチスの花との対比や、クレマチスが開花していない時期にも下草の花を楽しんでいただけるような組み合わせ、葉色の美しいグランドカバーなどを合わせるようにしています。

 

5月に入って、ベロニカ、ゲラニウム、ストケシア、ネペタ、矮性のジギタリスなどが開花期に入り、数品種植えているヒューケラも葉色の美しさが際立つようになりました。1年草類はふくらんで、早咲き大輪系クレマチスに負けないボリュームで花を咲かせています。

ガーデナーズリポート第473回

5月に入ったクレマチスガーデン。昨日から気温が上がって、今年はじめての夏日を迎えています。本日は、そんな庭園内でクレマチスの株元を飾る球根性下草のご紹介です。

 

木立性クレマチスを集めて植栽しているアイランドベッドでは、早春から咲きつづけているユーフォルビア・ウルフェニーの隣でカマッシアが開花しました。色の対比が美しい組み合わせです。

 

ガーデナーズハウスの小さな庭やカナールのボーダーガーデンなどで花を咲かせているのは、アリウム・シクラム(ネクタロスコルダム・シクラム)です。個性的な花形は花壇に動きを与えてくれます。草丈は70cmから1m程度。下向きに咲くので良く見えないかもしれませんが、印象的な花色も魅力です。

 

庭園のフェンスボーダーでは、早咲き大輪系クレマチス H.F.ヤングの前面で桃花チューリップ、ピンクダイヤモンドと楊貴妃が咲きそろいました。パステルカラーの春らしい景色が広がっています。

 

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