早春咲きクレマチス アーマンディーは、毎年1月頃からツルの節間に小さなふくらみを出現させて、時間の経過とともにそれが少しずつ、少しずつ大きくなっていきます。
3月中下旬になると、実は小さな蕾の集合体であるそのふくらみから、まるで殻を破って飛び出してきたかのように一つ一つの蕾が姿を表し、その後に白や淡い桃色の花を咲かせて開花期にはいります。
最盛期を迎える4月中旬、アーマンディーの花々は株元に次々と花弁を落とし、土の上は白やピンクに染まります。庭園内ではガーデナーが花がらを摘む作業や来年の開花に向けて剪定をしたり、ツルを配る作業を進めますが、少し放っておかれた株にできる種子の様子がまた魅力的です。本来、種子をつけたままでは株にとっては良くありませんが、しばらく種子を観察したり、採取したり、切って花器に飾ったり‥と、最後までアーマンディーを満喫するのがアーマンディーシーズンの恒例になっています。